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活性酸素と病気

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  活性酸素と動脈硬化

   動脈血管にコレステロールなどが詰まると、血流が悪くなり、
   新しい血管細胞が作られなくなります。
   こうして、動脈の弾力性が失われて、硬く脆くなった状態を動脈硬化と言います。

   血液は、全身の細胞へ栄養素や酸素を届け、
   老廃物や二酸化炭素を回収して排泄させます。
   血液の循環が止まれば、生命活動は維持できなくなります。

   この大事な血液を全身に送り届ける大事な通路が血管です。
   ですから、血管に障害が起きると、血液の循環に問題が生じ、
   様々な病気が起こるのです。

   活性酸素は、血管に大きな影響を及ぼしていると考えられています。
   ・ 食物中に含まれる不飽和脂肪酸や
   ・ 血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が
   活性酸素と反応すると、過酸化脂質となります。
   過酸化脂質は腎臓から排出されずに身体の中に滞留します。

   この過酸化脂質は、
   徐々に組織や臓器や細胞の外側から内側に浸透していき、細胞を傷つけます。
   それだけではなく、過酸化脂質は血管壁に付着しやすく、
   血液の通り道を狭くして血流を悪くしたり、血管壁を脆くするのです。

   それが、動脈硬化の原因になると言われています。
   そして、心臓の冠動脈に硬化が生じると狭心症や心筋梗塞が起こりやすくなり、
   脳の血管に硬化が生じると脳内出血や脳梗塞が起こりやすくなります。



 
血液に見る活性酸素の影響

   位相差顕微鏡による血液観察によって、体内の様々な情報が得られます。

   血液は、体重の約8%。血球の主成分は、赤血球、白血球、血小板です。
   1立方ミリリットル中の成分量は次の通りです。
   赤血球450〜500万個、白血球4,000〜8,000個、血小板15万〜35万個
   血球を取り巻く血漿部分は、たんぱく質、脂質、電解質、各種ホルモン、各種酵素などから成っています。

   赤血球の大きさは、約7〜8ミクロンですが、位相差顕微鏡をテレビモニターに接続すると、
   下の写真のように、その形まではっきりと見ることができます。

   さて、この赤血球中のヘモグロビンは、肺の毛細血管で酸素を受け取り、身体の様々な組織に酸素を運びます。
   そして、代謝によって生じた二酸化炭素を受け取り、再び肺で酸素と交換するのです。
   赤血球はこうした大事な役目を担っています。
   もし赤血球の働きが正常でないと、いくら呼吸をしても、身体中に酸素を運べないのです。

   右下の写真は、赤血球の表面の細胞膜が活性酸素により酸化されて、球形を保てなくなった状態です。
   赤血球は自らの直径よりも細い毛細血管の中を流れるのですが、弾力性があるためにスムーズに流れます。
   しかし、右下の状態では弾力性が失われ、正常に毛細血管の中を流れることができなくなってしまうのです。


       

    ▲正常な赤血球(きれいな円盤型)         ▲活性酸素の影響を受けた赤血球



   
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