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  活性酸素とアトピー性皮膚炎

   アトピー性皮膚炎は、アレルギー反応の一種です。
   アレルギーは、過剰な自己防衛反応です。

   私たちの体内に細菌などの異物が侵入してきたとき、
   これを無毒化・排除する働きを持つ物質が作られます。それが抗体です。
   抗体は免疫グロブリン(Ig)と呼ばれるタンパク質で、5種類あります。
   そのうち、主としてアレルギーに関わっているのがIgE 抗体です。

   これが繰り返されると抗原抗体反応(アレルギー)が起こります。
   そして、活性酸素はアレルギー反応を増長します。
   活性酸素が体内の様々な物質と結び付いて、組織を攻撃し、炎症を起こします。

   アトピー性皮膚炎の場合には、活性酸素とコレステロールが結びついて
   過酸化脂質が生成され、これが皮膚の角質層を破壊します。
   そして皮膚の保湿機能が破壊され、乾燥肌となり、やがて炎症を起こすのです。


 
血液に見る活性酸素の影響

   位相差顕微鏡による血液観察によって、体内の様々な情報が得られます。

   血液は、体重の約8%。血球の主成分は、赤血球、白血球、血小板です。
   1立方ミリリットル中の成分量は次の通りです。
   赤血球450〜500万個、白血球4,000〜8,000個、血小板15万〜35万個
   血球を取り巻く血漿部分は、たんぱく質、脂質、電解質、各種ホルモン、各種酵素などから成っています。

   赤血球の大きさは、約7〜8ミクロンですが、位相差顕微鏡をテレビモニターに接続すると、
   下の写真のように、その形まではっきりと見ることができます。

   さて、この赤血球中のヘモグロビンは、肺の毛細血管で酸素を受け取り、身体の様々な組織に酸素を運びます。
   そして、代謝によって生じた二酸化炭素を受け取り、再び肺で酸素と交換するのです。
   赤血球はこうした大事な役目を担っています。
   もし赤血球の働きが正常でないと、いくら呼吸をしても、身体中に酸素を運べないのです。

   右下の写真は、赤血球の表面の細胞膜が活性酸素により酸化されて、球形を保てなくなった状態です。
   赤血球は自らの直径よりも細い毛細血管の中を流れるのですが、弾力性があるためにスムーズに流れます。
   しかし、右下の状態では弾力性が失われ、正常に毛細血管の中を流れることができなくなってしまうのです。


       

    ▲正常な赤血球(きれいな円盤型)         ▲活性酸素の影響を受けた赤血球



   
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