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  活性酸素と癌


   細胞が様々な外的・内的因子によって変化を起こし、 身体が制御できなくなり、
   自律的に増殖するようになった細胞を腫瘍(しゅよう) 細胞といいます。

   そのなかでも、細胞が変異して限りなく増殖を続け、周囲の正常な組織を破壊し、
   やがては死にいたらしめるような悪性腫瘍をと言います。

   は、発生した組織により、癌腫と肉腫に分けられます。
   癌腫は皮膚、粘膜、腺上皮などの上皮性組織から発生したもの
   肉腫は 骨、筋肉、結合組織、血管、リンパ組織などの非上皮性組織から発生したもの。

   いずれにしても、この癌の原因の一つが活性酸素だと考えられています。

   活性酸素が長期間体内で蓄積されると、細胞核のDNAを傷つけます。
   その結果、正常な細胞が再生できなくなり、発ガンすると考えられています。

   実は、健康な人でも、毎日何千、何万もの細胞が癌化しているのですが、
   自然治癒力で修復しているのです。
   活性酸素の蓄積によって、この修復作業が追いつかなくなると、
   癌は増殖してしまうのです。

   つまり、活性酸素は癌の発生にも、増殖にも関与していると考えられているのです。


 
血液に見る活性酸素の影響

   位相差顕微鏡による血液観察によって、体内の様々な情報が得られます。

   血液は、体重の約8%。血球の主成分は、赤血球、白血球、血小板です。
   1立方ミリリットル中の成分量は次の通りです。
   赤血球450〜500万個、白血球4,000〜8,000個、血小板15万〜35万個
   血球を取り巻く血漿部分は、たんぱく質、脂質、電解質、各種ホルモン、各種酵素などから成っています。

   赤血球の大きさは、約7〜8ミクロンですが、位相差顕微鏡をテレビモニターに接続すると、
   下の写真のように、その形まではっきりと見ることができます。

   さて、この赤血球中のヘモグロビンは、肺の毛細血管で酸素を受け取り、身体の様々な組織に酸素を運びます。
   そして、代謝によって生じた二酸化炭素を受け取り、再び肺で酸素と交換するのです。
   赤血球はこうした大事な役目を担っています。
   もし赤血球の働きが正常でないと、いくら呼吸をしても、身体中に酸素を運べないのです。

   右下の写真は、赤血球の表面の細胞膜が活性酸素により酸化されて、球形を保てなくなった状態です。
   赤血球は自らの直径よりも細い毛細血管の中を流れるのですが、弾力性があるためにスムーズに流れます。
   しかし、右下の状態では弾力性が失われ、正常に毛細血管の中を流れることができなくなってしまうのです。


       

    ▲正常な赤血球(きれいな円盤型)         ▲活性酸素の影響を受けた赤血球



   
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