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  活性酸素とED(勃起不全、勃起障害)

   EDとは、Erectile Dysfunctionの略、勃起不全あるいは勃起障害の意味です。
   必ずしも、完全に勃起ができないわけではなく、
   勃起に時間がかかったり、勃起しても途中で萎えてしまう等の症状があります。
   ですので、性交時に十分な勃起やその維持ができずに、満足な性交が行えない状態
   ということができます。

   EDには、心因性や加齢によるものなど、いくつかの原因がありますが、
   血流が大きく関係しています。

   正常に勃起する場合、脳から性的刺激の信号が、神経を通って陰茎に伝わると、
   陰茎海綿体の動脈が大きく拡がり血液が流れ込みます。
   しかし、血管に動脈硬化などの障害がある場合には、
   陰茎海綿体の動脈が拡がらないので、十分な量の血液が流れ込まず、
   勃起不全勃起障害を起こすのです。

   ですから、糖尿病、高血圧の症状があると、EDになるリスクが高くなります。

   活性酸素も、血管に大きな影響を及ぼしていると考えられています。
   ・ 食物中に含まれる不飽和脂肪酸や
   ・ 血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が
   活性酸素と反応すると、過酸化脂質となります。
   過酸化脂質は腎臓から排出されずに身体の中に滞留します。

   この過酸化脂質は、
   徐々に組織や臓器や細胞の外側から内側に浸透していき、細胞を傷つけます。
   それだけではなく、過酸化脂質は血管壁に付着しやすく、
   血液の通り道を狭くして血流を悪くしたり、血管壁を脆くするのです。

   これがEDの一つの原因になると考えられます。
   
  
 
血液に見る活性酸素の影響

   位相差顕微鏡による血液観察によって、体内の様々な情報が得られます。

   血液は、体重の約8%。血球の主成分は、赤血球、白血球、血小板です。
   1立方ミリリットル中の成分量は次の通りです。
   赤血球450〜500万個、白血球4,000〜8,000個、血小板15万〜35万個
   血球を取り巻く血漿部分は、たんぱく質、脂質、電解質、各種ホルモン、各種酵素などから成っています。

   赤血球の大きさは、約7〜8ミクロンですが、位相差顕微鏡をテレビモニターに接続すると、
   下の写真のように、その形まではっきりと見ることができます。

   さて、この赤血球中のヘモグロビンは、肺の毛細血管で酸素を受け取り、身体の様々な組織に酸素を運びます。
   そして、代謝によって生じた二酸化炭素を受け取り、再び肺で酸素と交換するのです。
   赤血球はこうした大事な役目を担っています。
   もし赤血球の働きが正常でないと、いくら呼吸をしても、身体中に酸素を運べないのです。

   右下の写真は、赤血球の表面の細胞膜が活性酸素により酸化されて、球形を保てなくなった状態です。
   赤血球は自らの直径よりも細い毛細血管の中を流れるのですが、弾力性があるためにスムーズに流れます。
   しかし、右下の状態では弾力性が失われ、正常に毛細血管の中を流れることができなくなってしまうのです。


       

    ▲正常な赤血球(きれいな円盤型)         ▲活性酸素の影響を受けた赤血球



   
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