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  活性酸素と耳鳴り

   耳鳴りは、身体の外部に音源がないにも関わらず、耳や頭の中に音が生じることです。
   本人にしか聞こえないものを自覚的耳鳴り
   他人にも聞こえるものを他覚的耳鳴りと呼んでいます。

   原因として、次のような様々な病気が疑われます。

   メニエール病: 内耳障害による病気で、耳鳴り・めまい・難聴の発作を繰り返します。
            内耳のリンパ水腫によって起こると言われています。

   外リンパ漏: 三半規管などで、リンパ液の漏れを防いでいる膜が破れることで、
          外リンパ液が漏れてしまうことです。

   耳性帯状疱疹: ヘルペスウィルスなどが、内耳や顔面神経などに広がる病気です。
         疲労蓄積や免疫機能の低下が主な原因と考えられます。

   慢性中耳炎: 中耳が細菌やウィルスに感染して炎症を起こし、膿が溜まる病気です。
         風邪のときなどに、喉や鼻のウィルスが鼓膜に入り込むのが原因とされれます。

   内耳炎: 中耳炎を放っておくと、細菌が内耳まで及び、内耳の炎症を引き起こします。

   耳管狭窄症: 耳管内の気圧を調整する弁が、喉や鼻の炎症などで
         開閉できなくなる状態です。

   耳管開放症:反対に、耳管の弁が開いたままになってしまう状態です。

   耳硬化症: 耳小骨の一つであるあぶみ骨が癒着してしまう状態です。

   鼓膜炎: 風邪やインフルエンザのウィルスが鼓膜に感染して炎症を引き起こします。
   
   活性酸素との関わりは証明されていませんが、
   活性酸素が耳内の細胞を傷つけたり、炎症を悪化させていると考えられます。


 
血液に見る活性酸素の影響

   位相差顕微鏡による血液観察によって、体内の様々な情報が得られます。

   血液は、体重の約8%。血球の主成分は、赤血球、白血球、血小板です。
   1立方ミリリットル中の成分量は次の通りです。
   赤血球450〜500万個、白血球4,000〜8,000個、血小板15万〜35万個
   血球を取り巻く血漿部分は、たんぱく質、脂質、電解質、各種ホルモン、各種酵素などから成っています。

   赤血球の大きさは、約7〜8ミクロンですが、位相差顕微鏡をテレビモニターに接続すると、
   下の写真のように、その形まではっきりと見ることができます。

   さて、この赤血球中のヘモグロビンは、肺の毛細血管で酸素を受け取り、身体の様々な組織に酸素を運びます。
   そして、代謝によって生じた二酸化炭素を受け取り、再び肺で酸素と交換するのです。
   赤血球はこうした大事な役目を担っています。
   もし赤血球の働きが正常でないと、いくら呼吸をしても、身体中に酸素を運べないのです。

   右下の写真は、赤血球の表面の細胞膜が活性酸素により酸化されて、球形を保てなくなった状態です。
   赤血球は自らの直径よりも細い毛細血管の中を流れるのですが、弾力性があるためにスムーズに流れます。
   しかし、右下の状態では弾力性が失われ、正常に毛細血管の中を流れることができなくなってしまうのです。


       

    ▲正常な赤血球(きれいな円盤型)         ▲活性酸素の影響を受けた赤血球



   
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